Monday, December 28, 2009

2010年は、ミームの年で。


かくして人類は新たなピリオド、2010年を迎えました。
2009年はWeb2.0の真髄、ソーシャルメディアが一気に広まった年でした。

Blogやツィッター、ビデオ共有やブックマーク共有、TumblrやFlickrなど、
いまやすべてのメディアがソーシャル機能を備えて「ソーシャルメディア」になろうとしてます。

ここでいう「ソーシャル」とは、社会みたいに、ワイワイ、みんなで使う、といった面を表した、使い手主観の客観的な命名でしょうか。

しかしこの「ソーシャル」を機能面から観察すると、これら新しいメディアの実態は、
「あるメディアにソーシャル機能が加わると、よりメディアが流通され繁殖していく」機能を備えている、ということでは?
まるで無機質物質が初めて自己複製機能あるいは繁殖機能を備えて生命となったかのよう、つまりミームです。

PASKALAMONIK教授によるすばらしい明快なエントリ、
ミームを簡単に定義すると による、ミームの定義がすべて当てはまります。
情報が「遺伝」し、伝わった先で新たな情報や解釈に「変異」し、そしてつまらない情報は「淘汰」される。逆に魅力的な情報は繁殖していきます。

もちろんここでいう魅力的、の定義は人それぞれ。
珍しいものが好きな人、はやっていそうなものが好きな人、限定品が好きな人、メガネ男子が好きな人、人それぞれです。

ともかく、
ここで大事なのは情報がミームとしてソーシャルメディアの中で繁殖していくのみならず、その乗り物たるメディア自身(プラットフォームともいう)も繁殖していくことが、注目すべきと思います。
まるで遺伝子が拡販するとともにその乗り物である人体も地球上を覆うようになったように。
しょこたんを得たAmebloが一気に躍進したように。しょこたんギザかわゆすですからね。

私はそういった機能を持つ「ソーシャルメディア」は側面が「ソーシャル」であるにとどまらず、「ミーム的性質」を持つことこそが重要であると考えます。

よし、この際、2010年からは「ミームメディア」と呼ぶことにしましょう。
また、2010年は「ミーム」もBunkersofismの伝道によって、メジャーになっていくでしょう。
2010年は、ミームの年、ということで決まり。

3 comments:

  1. Fukutopikaさん、
    同意ですね。
    2009年はTwitterの年だった。
    で、Twitterは何ものかというと、
    それは正にミームのテスト環境になっております。

    ミムは変異し(variation)、コピー・遺伝し(reproduction), そして淘汰するか生存する(selection)。
    Twitterの中では、正にそれが起きてる:自分がフォローしている人のTweetを読み、自分の解釈などし変異させてから、それを元に新たなTweetを作って送り、あなたをフォローしている人がそれを全くコピーし(Retweetを通して)、Tweetの命を延長する。

    なので、2009年は直感的に導入されたミームの年だったね。
    2010年においては、ミームの概念をハッキリさせ、メジャーな言葉になれたら(たとえば、入賞新語とかね)
    BunkerSofismの普及に貢献する。

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  2. WEB2.0がそろそろWEB2.1とかWEB3.0とか呼ばれる時代になりそうだけど、思い切って「ミームウェブ(memeweb)」と呼んでほしい。
    どうかな。

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  3. もう既に、ミームを研究しているやつらがいるらしい:
    - http://knowyourmeme.com/
    - http://tweetmeme.com/

    インターネットがはじまり、早く情報を伝達できるというメディアが現れてきて(遺伝子の場合は染色体であれば、ミームはインターネットに於ける染色体=Web siteという土台に基づいていると簡単化しましょう。)、バーチャルな世界で生きている生き物が生殖し始めましたね。
    Fukutopikaが仰ったようにミームは無機質物質に関する遺伝子ですね。

    memewebは。。。
    どうですかね。
    webはもう既にミームで出来ていますから。
    物理的である地球ではいろんな生物的な生き物が生きていますよね。
    その生き物は遺伝子なしでは存在しませんよね。
    つまり、地球はgene-earthと呼んでもちょっと被っているんですよね。

    どうかな?

    しょこたんギザって、因みにどんな意味ですかね?

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