Thursday, November 12, 2009

『お金』の正確な例えを求めて




バンカーソファーでは次の原理を信じています。
ある現象を、いいメタファー(=例え)をもって網羅的に記述出来ないかぎり、それはその現象を理解していない証拠であります。
たとえば、電流はよく川の流れとして見なされたりしますね。このメタファーは正しいと思われます。なぜなら、水の分子が流れていくかわりに、電子が流動していますが、基本的に両者は完全に相当していますね。

では、『お金』を正確に指せるいい例えってご存知ですか?
ウェブを探索しても、"metaphor money"とググっても、ブログそして論文を読んでも、シンプル且つ正確なメタファーが見つかりませんでした。その中でも、「株」としてのお金、「財貨」としてのお金、また「再生可能エネルギー」としてのお金などがありましたが。
一番間違っていないと感じたお金のメタファーは「期日までの時間」というものでした。XEROXにて決定理論の研究者であるVenkatesh Raoのブログ「ribbonfarm.comの中でそのメタファーをたまたま見つけました。ですが、今一つ満足できるものではないです。

社会における
『お金』の役割や普遍性に気付くと、当然ながらも、『お金』に対する正確なメタファーを持つことがとても重要であると実感できますね。
なお、この世の中ではお金のメタファーが数えきれないぐらいあります。
それはいったいなぜなんでしょうか?
お金自体が正確なメタファーを何一つももたないということは、お金が既に基礎となっており、それ以上に基礎的な物がないからなのかもしれない。
あるいは、Robert Kiyosaki氏が述べたように、先進国の教育制度によってお金についての問いかけをしないように教育を受け、いざお金を正確に考えるとなると困難になるからなのかもしれない。
あるいは、我々の日常生活においてはお金のように行動する物がないから、正確なメタファーが思いつかないなのかもしれない〜
僕はそれこそ、それが理由であると思います。

実は計算工学においてこそ正しいメタファーを抽出できると私は思います。
しかも、自分がそれを発見できたと思います。

では、少しでも暴露して上げようか。
でも、ご注意願います☆今のところは、頭の中に自分の為にだけ、大事に保存して下さいね。じゃなければベン・バーナンキはあなたを指名手配するぞ〜^^

じゃ、お待たせしました。このメタファーは次のようになります:
私どもの生きている社会は実は計算機として見なされることが可能です。
みなさんは実は「計算する世界」において生きています。この計算する世界にはマスターとスレーブ的なデバイスもありますし、周辺機器もありますし、マザーボードCPUもそうです。それに、もちろんオペレーティングシステムもあります。
その間には、『お金』が入ってくる。お金は多分「命令を量化し、コンピューティングを量化する単位である☆」と閃いてきました。

次のポストにて、より詳しくこのメタファーを説明致します☆

8 comments:

  1. いいね、このお金のメタファー。
    新しい。新鮮。それがいいね。
    なんだか、マトリクス的な世界だね。
    でも、僕が思うには、お金とコンピュテーションは完璧にお互いに相当しているわけではない。
    あくまでも、お金はコンピュテーションを測定するための一つの単位だと思う。
    だって、国立印刷局はいくらでもお札を印刷できるから、最初はお金は全く価値がないよね。まあ、強いて言えば、紙で出来ているから、紙の価値に相当しているけど。。。

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  2. そう、だから
    直感だけども:お金=コンピュテーションを量化する。

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  3. お金自体がメタファーなんではないでしょうか?
    仕事やエネルギーをお金で換算することはできても、
    お金の価値は、お金と物を後日交換できるという
    お金自身の信用の裏づけを要求しますね

    物々交換の代わりに貨幣を使うには互いに信用が必要。
    貨幣=信用xエネルギー
    信用は貨幣が流通している地域の近未来のエネルギー効率?

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  4. 興味深いコメントですね。。。

    確かに信用が必要ですね。

    貨幣を信用すること自体が前提ですね。

    信用がなくなったら、金融危機を起こす。

    従って、FEDとかは非常に真剣に微妙な調整をしながら、金利とかをいじったりする。

    だけども、エネルギーは古いメタファーかと思います。

    というか、為替市場とかの変動は確かに位置エネルギーみたいですね。

    だけども、より一層包括的なモデルとしては情報とか、つまりコンピュテーションかと思います。

    僕もそう思います。

    コンピュテーションは単純に情報を加工すること。。。

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  5. 何のエネルギかな〜?
    お金はエネルギも信用もお仕事も期待も熱心も反映するだろうけども、その関数とは?複雑になっちゃうのですね。

    いいえ、僕が言いたいのは次です。
    人間の脳は明らかに普通の計算機です。
    計算機にはお金を交換していないのですね。Bitsでコーディングされている命令を交換していますね。

    その気付きで、もしかしたら貨幣はBitのApproximationなんじゃないかな〜と思いました。

    Moreover, there have been attempts to use the mathematical theory of complexity and information theory, as developed by many scientists among whom are Murray Gell-Mann and Claude E. Shannon, respectively.

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  6. お金の正確な例え=
    【人々に認知された共通の価値という対象物】

    だと思います。

    お金とは、つまり価値の交換。

    という上記のコメントにもある説に同意します。


    昔は物々交換でした。


    物とモノを交換する。

    例えば、お米2kgとトマト30個の交換。

    前提は【お互いに納得したら交換する】というやり方。

    でも納得しないと交換は成立しない。

    下記の文は私のブログ読者の記事です。

    記事を読んだ時は深く納得させられました。

    どの人だったか思い出せないので

    URLが載せられなくてすみません。

    憶えてる範囲で下記の文を投稿しておきます。



    交換を成立するには

    相手との間に「価値の等しいものとの交換」

    という条件が付きます。


    皆がみな、価値観を同じなら、問題はありません。

    けれどもこれが、

    お米2キロとトマトは50じゃないと交換したくない場合、


    交換は成立しません。


    〝価値観の異なる者どうしの交換〟では、

    共通の価値が絶対必要なのです。




    それが、

    【お金】です。


    たぶんこんな記事でした。


    お金は【共通に人々に認知された価値】ですね。

    その対象物が

    コインや紙幣じゃなくて、広く皆に認知されていれば

    ガラス玉や、キャンドルでもいい訳です。


    たぶん紙幣が一番持ち運びしやすく、


    コンパクトだから紙幣になったことでしょう。



    TAKAKO

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  7. 賛成です。

    ただし、これは前のメタファーですよね。
    新しいメタファーが必要です。

    それがコンピュテーションです。

    なぜ新しいメタファーが必要なのか?

    より包括的なパラダイムを見つけ出すことによって、
    人類を進化させて、人間をより豊かにします。

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