Tuesday, September 29, 2009

両目で見るのは難しい

たまに私は片目でセカイを見ている自分にふと気づくことがあります。もちろん不便ではありません。逆に、頑張れば両目でピントを合わせることもできて、その視界はかなりダイナミックなセカイで、目が疲れます。

皆さんもやってみてください。

どうですか?ダイナミックで疲れませんか?
いつも、これで見ていますか?

本当に皆さんは2つの目を使っているでしょうか。私にはわからない・・・。
将来、統計局の局員になれたら国民にアンケートを出して調査したいと考えています。


ところで視界というのは基本、3次元の世界を視野で切り取った2次元の映像です。ところで3次元とはXYZ、横がX、縦がY、奥行きがZ。そしてそれを3次元的に解釈する時、あなたの頭の中ではどう処理しているのでしょう。

視界を眺めてみて、意識してみてください。

基本的に、XYを観察した後に、XZ、またはYZにそって奥行を解釈しませんでしたか?
わかりやすく言いましょう。
まず全体をアバウトに見て、それから何か奥まで伸びている物体に沿って、奥まで意識をスライドさせるようにして、距離感を測ったんじゃないですか?



直感ですが、
私は人間は3次元ではなく2次元の生き物だと思います。
理由は、地に足付いているからです。地球は球体ですが地球表面は2次元の広がりを持っています。その上に住む我々はジャンプできたりビルを建てたりもできるけど、重力に縛られ、地上という2次元の空間に適応して進化してきた以上、縦横無尽に3次元を理解することは難しいように出来ているのだと思います。
だから私は、3次元でセカイを見るのも2次元の組み合わせでしか見れないし、宇宙が3次元的に無限の広がりをもつ、という世界を想像することすらできません。

…やはり人間は2次元の生き物なのに違いない。

※縦横無尽 ... 3次元的には、縦横奥行無尽に、というのが正しいでしょう。

5 comments:

  1. とても興味深いポストかと思います。
    確かに2次元で全てを解釈するかもしれません。
    2次元と3次元の違いは深さです。
    深さは3次元に付いています。
    網膜に光子が情報を押し付け、平面図形の範囲の中で受けられます。

    That's a very good post.
    I think also that everything is interpreted using 2 dimensions.
    On the retinas, photonic information is recieved.
    Retinas can be regarded as planes.
    There is no depth information concretely speaking.

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  2. 私もそう思います。
    だって、網膜は2次元の器官なので、あくまでも、
    おさらく限定された3次元映像のイリュージョンしか見えない。

    I believe exactly the same;
    The retina is still a 2D surface so the we probably only have a restricted illusion of 3D image, thanks to merely superposing 2*2D pictures .

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  3. 網膜は2次元ですが、あるオーバーラップ距離をおいて両目があることで、脳での立体視処理がおこなわれます。「縦横奥行無尽」はCGでも可能かも。

    鼓膜が2個あることで、聴覚においても「縦横奥行無尽」は実感できます。

    地球の重力が適度であることが原因ですが、重力が極端に大きい中性子星の生物においても、その範囲でのZ軸と奥行感覚はあるのではないでしょうか?
    (by Takushi Itadani)

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  4. そうですね。賛成です。
    が、あくまでも「脳の処理」によって感覚が生まれてきますね。
    なので、Z軸とか奥行きとは本当に実在している次元なのでしょうか?それともただの錯覚?

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  5. 縦横奥行無尽はCGで可能かどうかは疑問です。
    だって、画面ですと、2次元だけの情報があるから、
    3次元に於ける情報が必要不可欠のではないかと~

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